2011年6月27日(月)
大手前法律事務所ニュース 119号

             <視点>
採決前日までは不信任案可決といわれながら、造反者は2人にすぎず、圧倒的に否決。
一体、どうなっている。直前の談合は想定外だって?
こんなマスコミに日本はリードされているなんて、恐ろしい。(K.T)

        【事務所情報】
○吉川(弁護士)から、
小惑星探査機「はやぶさ」の帰還バージョンフィルムを観ました。7年の歳月の中、何度か絶望的な状況に陥りながら、微量とはいえ、小惑星のサンプルを採取して、地球に持ち帰ったことに大きな感動を得ました。
私の中では、単なる宇宙機を超えた存在になりました。

○門松(弁護士)から、
近畿弁護士連合会のシンポジウムのため、近畿県内の少年院・少年刑務所の見学をしました。
少年院は、ご存知の方も多いと思いますが、少年刑務所はあまり知られていないようです。
少年刑務所は、名前の通り「刑務所」なのですが、未成年で非行により刑事裁判を受け懲役刑となった場合や、成人でも20代前半の受刑者が収容されています。若年で可塑性があるので、一定の教育的配慮がされているそうです。

2011年3月30日(水)
大手前法律事務所ニュース 118号

             <視点>
原発事故の最前線で闘っている勇士の方たちと、東京電力の体質や電力問題は、分けて考える必要がある。
ある方から、東京電力で発電できる設備は、2008年度の発表で水力899万kw、火力3789万kw、原子力1731万kwとなっていて、水力と火力を併せた電力は4668万kwになるし、これに追加買電、休止中の水力発電、建設中の火力発電を加えると、原発なしでも夏の6000万kwはまかなえると聞いた。
今、その真偽を確認する術はないが、もどかしいのは、原発事故も含め、こうした情報が表に出てこないことである。
本当に原発が必要なのか、もし、原子力を使うとしても、人間の造る物には完璧なものはないという前提で、危険回避のためのコストをいくらかけるかということを議論する必要があるように思う。(N.K)

        【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
テレビは東北地震の事ばかりである。
原発の爆発は、人間の命より経済重視を選んだ結果であろう。原発反対と言いつつ、停電に文句を言うのは、もう人間は科学技術を操縦できず、その下僕となり、滅びていく予兆かも知れない。

○吉川(弁護士)から、
東北関東大震災について思ったことは、被災者の方々の言葉は何よりも重いということと「想定」には、自戒も込めて、人間の慢心やおごりが含まれていることを痛感させられたことである。

○門松(弁護士)から、
海外メディアは、今回の震災で被災地で略奪などがなく、被災者の方々が互いに励まし合い力を合わせてこの震災を乗り越えようとする姿を賞賛しています。
辛い境遇でも、前向きに過ごしていらっしゃる被災者の方々に逆に励まされます。

2011年1月28日(金)
大手前法律事務所ニュース 117号

             <視点>
情緒的なことで反応する大衆は、マスコミに翻弄されている。
しかし、マスコミも大衆の動きに左右される。大衆の意見が、直接反映できる道があるかも知れない。大衆は真相を見究めなければならない。そのポイントは誰が得をし、誰が損をするかだ。
(K.T)

        【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
長男の 嫁の90歳の祖母が曾孫を見つめて、「生きるエネルギーをもらった、ありがとう」と曾孫に礼を言っている。
赤ん坊は生まれて6ヶ月で、他の人間に生きがいを与えた。私はそんな値打ちのあることはもうできっこない。
私も孫から元気をもらおう!

○吉川(弁護士)から、
ほとんど走ったことのない状態からマラソンに出場するようになった友人の影響で、最近、走り始めました。初めは歩くことから始めたのですが、物足りなくなり、走り始めました。
やはり汗をかくことは気持ちよく、思ったより続けられそうです。

○門松(弁護士)から、
年末に引越しをしました。
ペットを飼えるので長年憧れていた犬を飼いたいと思うのでが、仕事と自分たちの生活で手一杯なので、寂しい思いをさせてしまいそうなので保留中です。

2010年11月26日(金)
大手前法律事務所ニュース 116号

             <視点>
帝王小沢さんは清き一票の強制起訴決議で消えて行ったが、残った菅さんは理念も情熱も感じられない。
政局を泳ぐことだけにエネルギーを使い果たしたのか。
企業献金禁止法や国民代表訴訟法など市民的政策を実現してほしい。
(K.T)

        【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
10月30日に高校の卒業50周年の同窓会がありました。
50年のタイムスリップをして70近い元生徒が華やいでいました。次は10年後にするかと言うと、元ガールフレンドが「私はそれまで美貌を維持できない」と言われました。生きているかどうかわからないのに。

○吉川(弁護士)から、
村木さんの事件のフロッピー改鼠事件は、新聞記者が疑問を払拭するため検証を重ねていく中で辿りついた事実でありその姿勢と努力に感服する。
裁判員制度、検察審査会など、国民の司法参加がとり上げられている時期だけに、このスクープの意義は大きい。

○門松(弁護士)から、
近くの小学校で、運動会があったり、朝晩冷えるようになって、秋がきたなあと思っていたら、過ごしやすい秋はすぐに過ぎてしまって、急に寒くなってきたので休みの日にこたつを出しました。
早いもので今年もあと2ヶ月を切りました。奇数月に発行している事務所ニュースもこれが今年の最終号です。
少し早いご挨拶かと思いますが、皆様良いお年をお迎え下さい。

2010年09月21日(火)
大手前法律事務所ニュース 115号

             <視点>
菅と小沢の闘い。
菅は、旧弊を打ち破り市民の声を代表する民主党となる闘いで、小沢はいわば幕末の旧体制の残滓の西郷隆盛である。
小沢は、国民の為に何もやれない軟弱な菅に代わって、俺が大鉈を振るって国民に役立つ社会を作ってやるという。
どちらになるとしても、国民の監視が長続きするかどうかだ。
(K.T)

        【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
猛暑の中、テニスで鍛えています。
仕事は75歳まで頑張ろうと思っていたが、そこまで働けるかどうかわからなくなったので、1週間単位で1日1日を頑張るかと思っています。

○吉川(弁護士)から、
民主党の代表選は、自民党時代の内部抗争と変らない。それでも政策を訴えての選挙があるだけまだましか。
それにしても小沢氏を囲んで「気合だ」と叫ぶ議員は国民の方を向いているとはとても思えない。マスコミも票読みなどより、2人の議論をちゃんと伝えてほしいなど言いたいことはいろいろあるが、国民の関心が政治に向いていて、政治との距離が近くなっている現状は、自民党支配の時代にはなかったことだ。

○門松(弁護士)から、
夏期研修会のため、少年事件の裁判員裁判について調べたところ、成人の裁判員裁判とは異なるハードルがあることを発見しました。
まだ、裁判員裁判対象事件の弁護人になったことはありませんが・・・。

2010年07月29日(木)
大手前法律事務所ニュース 114号

             <視点>
サッカーの決勝リーグの日本の試合は、前半40分の本田のシュートが左のポールに当たって外れたが、あれが入っていたら勝っていたのにと残念だった。
同一人物同一手腕のはずの岡田監督へのファンの評価が時期により大きく揺れたのには驚いた。
世論は恐ろしいな、政治の世界でも同じような事かも知れない。
(K.T)

        【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
大阪市コンプラ委員会委員長の任期を満了し、これからはもう一度仕事に精を出すぞという気持ちです。
テニスやゴルフもやりながら。

○吉川(弁護士)から、
管首相が急に消費税10%を言い出したりしたせいか、小沢さんは執行部批判を行っている。
民主党が、外から党内の議論を見ることができることをセールスポイントにしているのであれば、小沢さんも次期党首選に出馬して堂々と議論を戦わせてほしい。

○門松(弁護士)から、
ワールドカップの日本代表の敗退は、とても残念でしたが、これまでにないほど、一致団結していたチームだったと思います。
試合を観戦した子どもたちにも仲間と協力してひとつのことを成し遂げる大切さが伝わったのではないかと思います。
とても爽やかな気持ちになりました。

2010年05月28日(金)
大手前法律事務所ニュース 113号

             <視点>
大阪都構想が話題になっている。
府市合併の是非の出発点は、市民がどれだけ行政サービスを受けられるかということだ。
ちなみに東京都は戦時中の昭和18年に首都防衛のための一極支配から生まれた。
(K.T)

        【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
4月末に初孫ができた。
おじいさんになったが、連休中はテニスばかりしていた。
孫が成人になるのを見届けるには先ず健康だ。

○吉川(弁護士)から、
ここのところ鳩山首相の発言は、これまでの政治家ではおよそしなかったであろうものが多い。
友愛精神の現れなのか、目線を低くしようとしているのはわかるが、あまりにも素直すぎ、また、あまりにも素人過ぎる。
一定の好感を持てなくはないが、それ以上に不安を感じる。

○門松(弁護士)から、
児童養護施設などの福祉施設で生活している子どもの中には、高校に進学できず、施設から出て自立をしなければならない子どもが少なからずいます。
まだ15歳の子どもを雇用してくれるところは少ないため、弁護士会の有志で、そのような子どもたちの状況を理解して、雇用していただける会社などを探しています。
何か情報がありましたら、お知らせいただければ幸いです。

2010年03月25日(木)
大手前法律事務所ニュース 112号

             <視点>
自民党から民主党への政権交代は、無血革命の面がある。
しかし、金とボス支配の様相は大差がない。マスコミに振り回されず、真に市民の利益になるのは何かということが大事なことだ。
(K.T)

        【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
河村前官房長官が、選挙大敗の2日後に内閣の政務に使うべき金2.5億円をくい逃げした事件ほど、主権者を愚弄したものはない。
こんなことが放置されていいのだろうか。

○吉川(弁護士)から、
高速道路無料化や子ども手当などの政策に対する世論結果を見ると、政治家よりも国民の方が冷静に必要性や優先順位を理解しているように思われる。
国民の視点が成熟していることの証しであろう。

○門松(弁護士)から、
子ども手当が衆議院の厚生労働委員会で可決された。
業務の中で、親に育ててもらえず、特に中学卒業をしたときに行き場を失った子どもたちと接する機会が多いので、その財源をもっとうまく使えないものだろうか、と疑問を覚える。
15歳で社会に飛び込んだものの、住み込みの就労先でうまくいかず、就労先を飛び出してホームレスのような状態になったりする子どももいることを鳩山首相は知っているのだろうか?

2010年01月28日(金)
大手前法律事務所ニュース 111号

             <視点>
鳩山さんも小沢さんも何億・何十億円もの金を日常的にやりとりする生活をしているのですね。
こういう人が政治の改革に必要悪として機能せざるを得ない事は分かるが、市民の為の政治とは距離がおおありです。これからの克服課題と思います。
(K.T)

        【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
大阪市のコンプラ委員の仕事は3月末までとなりましたが、その間の公益通報の処理に忙殺されています。

○吉川(弁護士)から、
小沢一郎氏の政治資金問題については、小数にせよ、民主党内できちんとした説明をすべきであるとの声がある分、まだ健全である。
自民党で同じような問題が起こっても、かばうだけの光景にはうんざりしていた。
もっとも、当の本人は、相変わらず雲隠れ気味だが。

○門松(弁護士)から、
弁護士になって、色々な子どもの抱える問題に関わってきました。
最近、事件で関わった子どもたちから元気にしているとの手紙をもらいました。
逆に励まされることが多く、何より私の原動力となっています。


2009年11月27日(金)
大手前法律事務所ニュース 110号

             <視点>
不況と陰惨な事件のオンパレード。しかし金を持っている人もいますね。
鳩山さんは金持ち過ぎて金の管理ができず、自分の金で自分の首を絞めています。
こんな時は、時代の流れを見る必要もありますが、コツコツと地道に生活していこうと思っています。
(K.T)

            【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
民主党への期待と不安が2:1という感じでしょうか。
私は「市民のためのシンクタンクゆうあい」を作って楽しんでいます。ゆうあいとはYou and I、あなたと私と意味づけています。

○吉川(弁護士)から、
公開による事業仕分け作業など、民主党の一連の政治改革は、民主主義の実験をしているようで、興味深い。
もっとも、その結論や手続の是非に対する検証は必要でしょうが。

○門松(弁護士)から、
9月で弁護士3年目を迎えました。そろそろ「新人の抗弁」が使えなくなってきました。
初心を忘れず謙虚な気持ちで業務に取り組みたいと思います。

2009年9月24日(木)
大手前法律事務所ニュース 109号

             <視点>
民主政権誕生は歴史的事件だと思う。
自分の意思で政権を交代させられることを味わった有権者の意識の誕生が希望を抱かせてくれる。
情報公開と市民参加がどこまでできるかが勝負だ。(K.T)

            【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
「仕事をやめたら趣味で生きよ」と言われているが、生きがいある趣味ができそうにない。
やっぱり仕事で突っ走るしかないのか。
前向きに生きるためにも周囲の事に興味を持っていきたい。

○吉川(弁護士)から、
マスコミを通じてのみではあるが、裁判員として実際裁判に関与した方々の裁判後のコメントには感服させられる。
裁判員制度については、制度上改善すべき点も多いように思われるが、先の総選挙での政権交代もそうであろうが、国民1人1人が「参加」することへの実感を味わうことができる土壌が、初めて生まれてきているような確かな手ごたえを感じる。

○門松(弁護士)から、
先日、裁判員裁判における弁護技術の研修を受けた。今までの裁判と異なり、弁護士にもプレゼンテーション能力が問われる。
話し方、話すときの姿勢、視線の配り方、話すときの立ち位置など、今まで考えたこともなかったことに気を配らなければならない。
研修を受けてみて、裁判員裁判の導入は、刑事司法の大変革であるということを改めて実感した。
この制度の導入には、賛否両論あるが、刑事裁判に携わるものとしては、裁判を受ける被告人にとって不利益とならないように努力していきたい。

2009年7月29日(水)
大手前法律事務所ニュース 108号

             <視点>
橋本知事が光市母子殺人事件弁護団に対して行った懲戒扇動に対する広島高裁判決は、結論は正しいが理由は間違っている。
判決では、被告人の言ったことを弁護士が裁判で主張したとなっているが、それなら誰も懲戒請求など考えもしない。
橋本知事は被告人が自白している本件を弁護団が根拠もなく勝手に無罪と主張したと思って、懲戒を呼びかけたのである。
橋本知事が無罪主張の根拠を調べず弁護人の使命を理解しなかったことに対し橋本知事の行動の是非が問われているのだ。(K.T)

            【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
8月30日に行われる衆議院選挙の際に、最高裁判事の国民審査が行われます。その時には竹内判事に「×」をつけてください。彼は、違憲であるイラク侵略に率先して賛成した行政のトップである外務省次官から司法のトップとなり、憲法9条の骨抜きを企図しているのです。

○吉川(弁護士)から、
東国原知事の国会進出発言については、公約を実現し、知事の任期を全うした上でのものであればともかく、わずか就任2年の任期途中で、「地方分権」を錦の御旗として、国政全般に関する明確なビジョンも語られないままの転身は、初めから知事を踏み台として国政に進出したかっただけととられても仕方がないのではなかろうか。
かえって、地方自治を軽視しているとしか思えない。

○門松(弁護士)から、
今年もまたウィンブルドンの季節がやってきた。この季節は毎年睡眠不足になる。
翌朝の後悔は目に見えていても、一度観始めたら勝負がつくまで夜更かしをしてしまった。
今年の男子の決勝は、史上最多のゲーム数だったらしい。試合を見たら、テニスがしたくなるのだが、なかなか重い腰が上がらない。
休みの日もゴルフやテニスにいそしんでいるボス弁を見習いたい。

2009年5月30日(土)
大手前法律事務所ニュース 107号

             <視点>
インフルエンザも不良の住宅ローンのことも、世界の出来事がすぐ我々に波及する。
巨大な金融資本はどのように世界を動かしているのだろうか。
我々が所詮関与・管理できない世界なのだろうかと悲観しつつも興味がある。(N.K)

            【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
年をとっても判断力と創造性と見通しの力は伸ばしていくという文章を読んで喜んでいます。
それから失う物や気にしなければならない物がほとんどないから、公平性・冷静沈着でもあるかもしれません。
唯我独尊の頑固おやじと紙一重かも知れませんが。

○吉川(弁護士)から、
忌野清志郎という稀有なアーティストを失ったのは、悲しいし、残念で仕方がない。
改めてRCサクセションやソロの曲を聴いてきて、とてつもない存在だったことに気づく。
彼は反骨のための反骨ではなく、自分の思いや考えを、自分の言葉で、彼が言うところの「平和な方法である」音楽で表現したところがすごいし、だからこそ、多くの支持を得たのだと思う。

○門松(弁護士)から、
先日、事務所の近くに引越しました。
通勤時間は、10分弱です。時間にゆとりができた分、自炊の機会が増えました。
冷蔵庫の残りもので、おいしいものを作れる料理上手な人に憧れます。

2009年3月27日(金)
大手前法律事務所ニュース 106号

             <視点>
民主党小沢代表問題は、日本の政治が依然として村社会の理屈で成り立っていることを露呈した。
2大政党制といいながら、ダイナミズムが全く感じられないのは、国民にとって不幸なことだと思う。(N.K)

            【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
本を出版しました。司法制度を充実して筋の通る社会を作りたいと思って、過去の講演録などを中心にまとめました。
題は『強者の論理に負けないで』。
希望者にはお送りします。

○吉川(弁護士)から、
オバマ大統領誕生に、ブルース・スプリングスティーン、REM、パール・ジャム、等のロックアーティストが大きく関わったことは興味深かった。
保守層の反発を受け、セールスにマイナスになることをいとわなかったアーティストの姿勢もさることながら、音楽が政治に影響を与えるという文化の底力とそれを受け入れる土壌がうらやましい気もする。

○門松(弁護士)から、
今月から、大手前法律事務所に勤務することになりました門松真由と申します。
未熟者ではございますが、精一杯努力したいと思いますので、よろしくお願い致します。

2009年1月29日(木)
大手前法律事務所ニュース 105号

             <視点>
国の金の監視の為、地方自冶体の住民訴訟の国版として、米国のように各市民が国の公金のムダ使いを裁判で追求できる『納税者訴訟制度』を作れば数兆円は節税できる。
麻生内閣の最高の浮上策になりますよ。(T.K)

            【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
足が痛い、骨が痛いと身体的には老朽化が激しいが、仕事、テニス、ゴルフ、そして本の出版と気持ちは若いと自分を励ましています。

○吉川(弁護士)から、
4回目の年男の年となりました。仕事も好きなことも、健康でいられて初めて可能なことで、健康であることのありがたさを再認識しています。
今年は、去年3回もやったギックリ腰にならないように、まずは腹筋をきたえるところから始めます。

○作前(弁護士)から、
昨年は仕事もプライベートも、何かに追われているような1年だったので、今年は何事にももう少し気持ちに余裕を持って取り組もうと思い、そのためにも、何か趣味を探そうかとも考えています。

2008年11月28日(金)
大手前法律事務所ニュース 104号

             <視点>
田母神俊雄空幕長の第2次政界対戦に日本正当論に対して、ホームページアンケートで58%が賛成という。これは自分に心地よい目前情報だけで感じ入る人間の情緒的反応であろう。
戦争がいかに悲惨で残忍なものか、それを強力な軍備でどうして防止できるのか。実態を見つめて考える必要がある。
出兵する順番を、首相、国会議員、防衛省役人、マスコミと決めておくのも1つの抑止方法であろう。(T.K)

            【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
立派なことを言う人は多いし、別に言行不一致でもかまわない。自分勝手なことはお互いさまだし、それが生きていく手段となっている時もある。
しかし、他人に何かの為に死ねとか殺せと言う権利は誰にもない。
裏金の元防衛省次官や戦闘機に受賞論文企画社長を乗せた空幕長殿、その点は御理解を。

○吉川(弁護士)から、
NHKのドラマ「ジャッジ~島の裁判官奮闘記」は、裁判員制度も盛り込んだ見ごたえのある番組でした。
裁判物はえてして現実離れしがちですが、事件の内容や小物に至るセットまでなかなかリアルでした。
何よりも主人公である裁判官の事件処理に向けての悩みが、我々が常日頃事件処理をする上で同じように経験する点が多く、いろいろと共感できました。

○作前(弁護士)から、
先日、小室哲哉氏が逮捕されました。
学生時代に、聞きなれた曲が多いだけに、大変驚きました。

2008年9月27日(土)
大手前法律事務所ニュース 103号

             <視点>
正規社員が3300万人で非正規社員が1737万人。
この傾向は世界的で、非正規社員はどんどん増えていくという。経済情勢は社会の構造を根本的にかえてしまっている。
格差拡大の行末はどうなるのだろうか。(T.K)

            【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
外人のお陰で強さを売りにし続けてやってきた角界。
安易な外人導入は、礼儀欠如や大麻など大きなマイナスの副作用が出てきた。
苦労なしではいい社会はできない。

○吉川(弁護士)から、
司法研修所卒業20周年の集まりに行ってまいりました。
大半のメンバーが来ていました。風貌は変われど、人は変わらずで、20年前にタイムスリップした感覚でした。改めて、同期の存在は宝のようなものだと実感しました。

○作前(弁護士)から、
弁護士になってちょうど1年になります。この1年で多くのことを学ぶことができました。
これからもたくさんの経験を積んで、大きく成長していきたいです。

2008年7月26日(土)
大手前法律事務所ニュース 102号

             <視点>
市場競争の徹底こそ社会の発展と底上げにもなるという新自由主義。英、米、日、中はそれに向かって走っているという。
私は、これは強者の弁明の論理だと思う。(T.K)

            【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
新潟市へコンプラの講演に行ってきたが、水と土の文化王国を築くという市民派の篠田市長に感激した。
利権屋などは無視し、ムダを省き、福祉を充実した市政改革をするという。

○吉川(弁護士)から、
先日、大阪弁護士会で行われた「取調べ可視化を求める市民集会」を担当いたしました。
ジャーナリストの大谷昭宏氏のお話も興味深かったですが、一番印象に残っているのは、大阪裁判所長襲撃事件で無罪が確定した元被告人お二人の取調べに関するお話でした。取調べの前面可視化の必要性を痛感しました。

○作前(弁護士)から、
最近は暑い日が続き、つい冷たいものばかり口にしてしまいます。
仕事をコンスタントに進めていくためにも健康にもっと気を使わねばと考えています。

2008年5月15日(木)
大手前法律事務所ニュース 101号

             <視点>
少数エリート支配を脱し、個人の命や生活が最優先され、市民が主権者の社会が形成できるか否かの正念場だ。(K.T)

            【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
人生最終楽章に入り、最後のメッセージとなるかも知れない本を出版できればと思っています。

○吉川(弁護士)から、
光市母子殺害事件の判決と弁護団の方針については、多くのことを考えさせられた。未だに整理しきれていないが、弁護士として、ある場面では闘わなければいけないだろうし、他方、被害者・遺族への配慮も必要だろう。
結局は、個々のケースによるのであろうが、難しい局面であるのは間違いない。

○作前(弁護士)から、
弁護士になって半年がすぎました。
今までは日々の仕事をこなすのに精一杯でしたが、余裕ができれば社会的問題にも取り組みたいと考えています。

2008年3月13日(木)
大手前法律事務所ニュース 100号

             <視点>
橋下知事の行財政改革に対して、市民は期待しているだろう。
問題は、構造的メスを入れられるか、それとも弱い者いじめのチマチマしたものに終わるか、甘い汁を吸っている者の実態を公表できるか。
根本的な地方財政の確立には、国から税源を移譲させなければできない。その為には、財源確保に各省とその関連団体のムダと利権と軍事費へ大ナタをふるわせるしかない。なお、行政の目的は福祉と非財政公共事業である。
橋下知事にそこまでの決意ありや。(K.T)

            【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
戦争を知る核心は、特攻隊員の言動と考え、どのような気持で百死零生の行動をとったのか、彼らの出発前の遺文を読んでいます。
今のところ、彼らの純粋さと教育の恐ろしさを痛感しつつ、出口は見出せないでいます。

○吉川(弁護士)から、
パウエル投手の「二重契約」問題のパリーグとコミッショナーの各々の処理の仕方は興味深かった。個人的には、きちんとした契約書がない以上、オリックスとの合意はできていなかったと考えざるをえないと思うが、パリーグによる両方の契約が有効で、出場を3ヶ月間停止するとの中途半端な解決案では双方が納得しなかったことも、これまた当然だろうと思う。

○作前(弁護士)から、
先日、TVで「それでもボクはやってない」を観ました。
日本の刑事裁判の現状と問題点がよくとらえられていると思います。
裁判員制度が始まる中、映画を通して少しでも刑事裁判に対する関心が深まればと思っています。

2008年1月12日(土)
大手前法律事務所ニュース 99号

             <視点>
憂国の士のトップにあるはずの守屋防衛事務次官が日米をからめた利権におぼれていた。
政治や経済は構造の本質を見ていかないと普通の市民はひどい目にあう。(K.T)

            【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
正月休みに「きけわだつみのこえ」を読んでみた。
決して死ぬことを望んでいなかったが、母や妻への感謝の中で散らざるを得なかった純粋な20歳余の若者の声に、今仕事ができる幸せな情況に感謝すると共に、私も少しは役立つことをしておかなければいけないのかと感じました。

○吉川(弁護士)から、
今年は、少しでも精神的にゆとりをもって何事にも対処していけたらと考えています。
時間が経つ速さをゆっくりとすることはできませんが、心のありようで、時間が早く流れないようにしたいものです。

○作前(弁護士)から、
去年の10月から弁護士として大手前法律事務所で働くことになりました。一生懸命努力して、人々の役に立てるようがんばりたいと思いますので、よろしくお願いします。

2007年7月30日(月)
大手前法律事務所ニュース 98号

             <視点>
年金問題については、その救済を図ることはもちろんであるが、何故、あのような杜撰な管理、運用がなされていたのか、どこにどういう責任があるのかの検証をしっかりする必要がある。(N.K)

            【事務所情報】
○辻(弁護士)から、
元公安長官の詐欺事件には驚いた。
検事を辞めて肩書きを悪用して暴力団がらみの民事に手を出した堕落した見本であろう。
朝鮮総連側にも、差押えを回避するための事前売買は、その売買代金を原則として借金弁済に充てることになっていないなら、強制執行不正を免脱罪になる。
検事も弁護士も市民からの評価を落とした。

○吉川(弁護士)から、
久間大臣の「原爆しょうがない発言」には心底あきれましたが、それ以上に大臣を辞める時の発言には憤りを超えて驚きを感じました。「選挙が近いから」
「公明党に言われたから」等、真摯な反省・謝罪がないことが全く信じられません。

○大西(弁護士)から、
普通ならそんなことは誰もしないというような事件が多発しています。
どうやらそれらの事件の背景には、ほとんど借金がからんでいるようです。
借金がここまで人を変えてしまうのかと、とても恐ろしく思いました。